院内業務再設計支援
AIを導入すれば、そのまま業務が効率化されるとは限りません。
今ある業務にAIをそのまま追加すると、確認、修正、転記、承認といった前後の作業が残り、期待した効果が得られないことがあります。
SDX研究所では、AI活用を考えるとき、最初に「どのAIを使うか」ではなく、「今の業務はどうなっているか」を見直すことを重視しています。
まず確認するのは、現在の業務の流れです。
誰が、どの情報を集めているのか。
どこで同じ情報を何度も入力しているのか。
確認や転記が何回発生しているのか。
本当に必要な作業なのか。
業務を一つずつ整理することで、AIを使うべき部分と、AIを使わなくても見直せる部分が見えてきます。
AI導入そのものを目的にせず、まず業務上の課題を明確にすることが出発点です。
既存の業務フローを変えずにAIだけを追加すると、AIが作った文章を別の様式へ転記したり、何度も確認したりするなど、新たな作業が生まれることがあります。
そのためSDX研究所では、
AIに任せる部分
人が判断・確認する部分
省略できる作業
標準化できる情報や様式
を整理しながら、業務全体を組み直します。
AIを一つの工程として追加するのではなく、AIを使うことを前提に、前後の工程まで見直す考え方です。
業務再設計では、「今までこうしてきたから」という理由だけで作業を残さないことも重要です。
たとえば、会議で情報を読み上げることが目的なのか、それとも患者さまへの支援方針を考えることが目的なのか。
記録を作ることが目的なのか、それとも必要な情報を次の担当者へ正確に伝えることが目的なのか。
業務の目的に立ち返ることで、AIに任せられる作業と、人がより時間を使うべき仕事を整理できます。
SDX研究所が目指しているのは、単なる作業時間の短縮ではありません。
AIによって生まれた時間を、判断、ケア、対話など、人が担うべき業務へ向けられる状態をつくることです。
業務再設計は、机上だけで完成するものではありません。
実際に現場で使うことで、「この確認作業はまだ必要」「この情報は入力を統一した方がよい」「この部分はAIではなく人が判断した方がよい」といった課題が見えてきます。
SDX研究所では、現場で試した結果を確認しながら、運用や業務フローを調整します。
必要に応じてプロンプトやAI機能も見直し、現場で無理なく使える形へ近づけていきます。
SDX研究所では、AI活用の成果は「ツールを導入したか」ではなく、「現場実装をどう設計したか」によって変わると考えています。
使用方法の教育。
利用環境の整備。
出力形式の調整。
現場に合った運用設計。
継続的な改善体制。
こうした要素をセットで整えることで、AIが実際の業務改善につながる状態を目指します。
AIによって業務時間を短縮できても、その時間が別の作業で埋まってしまえば、現場にとっての価値は限定的です。
だからこそSDX研究所では、「何分短縮できたか」だけではなく、「その時間を、誰のために使えるようになったのか」まで考えることを大切にしています。
AIを導入することがゴールではありません。
業務そのものを見直し、医療従事者が専門性を発揮する仕事へ、より時間と注意を向けられる状態をつくる。
SDX研究所では、この考え方を「AI前提の業務再設計」として、現場とともに進めています。
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